アメコミレビュー:『Avengers (2018) #1 』

Photo © Marvel

エソラコトナリです。

今回は『Avengers (2018) #1 』の話。

ネタバレを含みます。注意してください!

 

Avengers (2018) #1

 

2018年の再始動「Fresh Start」の一環として始まる新たなアベンジャーズのシリーズ。

アイアンマン、キャプテン・アメリカ、ソーのビッグ3がついに再集結します。

ライターはJason Aaron(ジェイソン・アーロン)、アートはEd Mcguinness(エド・マクギネス)が担当。

 

100万年前のアベンジャーズ

物語は100万年前のアベンジャーズから始まります。

彼らは2017年の再始動(わずか半年前ですが…)「Marvel Legacy」で登場したメンバーと同じ。

  • オーディン
  • フェニックス
  • アイアンフィスト
  • ブラックパンサー
  • ゴーストライダー
  • スターブランド
  • アガモット

 

100万年前に存在したヒーローという設定に想像力が刺激されますね。

オーディンはまぁ居るよねって感じですが、アイアンフィストやブラックパンサーは受け継がれるものであることを再認識できて興味深い。

ゴーストライダーのように取り憑かれるものがいるのも強引ですが設定上はアリ。

100万年前に何に乗るんだよと思ったらマンモスに乗ってました(笑)

 

フェニックスやスターブランドはよく知らないんですが、現在のキャラとどんな関係を持つんでしょ?

スターブランドの見た目がめっちゃハルクなのは単純にノリな気がしますけど…

 

そして他の誰よりも登場にアガったのがアガモットです。

ドクター・ストレンジが持っている「アガモットの目」を知らない人はいないでしょう。

でもアガモットがストレンジのような魔術師の名前だったことに驚きがあります。

「アガモットの目」もまた受け継がれているものだと知るとさらに感情移入度が増しますね。

 

死を覚悟するアベンジャーズ

 

そんな彼らがカバーと同じ構成でド派手に登場します。

ところがオーディンは何か投げやりだし、他のメンバーのテンションも極端…

その理由は彼らが戦おうとしている相手にあるんです。

「天」の意味を持つあまりにも大きな存在を前に、ごっつスペシャルなアベンジャーズですら死を覚悟しているわけです。

この戦いのゆくえは描かれず、アガモットの意味深なセリフを残して舞台は現代へ…

という展開なんですが、このセリフが含みがあって凄くイイ!

アガモットの思慮深いキャラクターが伝わってきますし、シリーズの展開を示唆していてワクワクしてしまいます。

だが友よ、我らが世界を救うのに失敗した時に何が起こるかを心配すべきではない。

我らが成功した時に何が起こるかを心配すべきなのだ。

 

新たなアベンジャーズ

時は変わってトニー・スターク、スティーブ・ロジャース、ソー・オーディンソンが久し振りの再会を細やかに祝うシーン。

新たなヒーローが活躍する時代、自分たちのような古い存在がどう行動すべきなのかを議論しています。

そこへ地球規模の大事件が発生。

一方、アフリカの地底を調査しているブラックパンサーとドクター・ストレンジはあるものに遭遇し…

そんな緊急事態に巻き込まれるのが新たなアベンジャーズになるであろう現在のゴーストライダーとハルクです。

ゴーストライダーのロビー・レイエスもシー・ハルクのジェニファー・ウォルターズも、出来れば変身なんてせずに普通の生活を送りたいという共通点があるのが面白いところ。

英雄一筋100万年みたいな古参のメンバーとどのように関わり、相乗効果を生み出していいくのかとても楽しみです。

 

100万年前の点と天

本シリーズはアガモットのセリフの真意が徐々に明らかになっていく展開で間違いないでしょう。

100万年前に何が起こり、アベンジャーズが何をしたのか。

それが現代に何を引き起こし、アベンジャーズが何をするのか。

それらが今回の重要な存在である「天」を中心に展開していくわけですから面白くならないわけがない。

100万年前と現在の点と点、天と天を結んでいくようなサスペンスを楽しみながら、新たなアベンジャーズのアセンブルを味わうことができそうです。